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光速シスター

今週の『ビックコミックスペリオール』で、以前紹介した『スイーツメモリーズ』の作者星里もちる氏の新連載『光速シスター』が始まりましたが、主人公が聖地巡礼マニアという設定になってます(アニメじゃなくてドラマのですが)。うーむ、これは作者が時かけのコミュニティにかなり近いところにいることの証では…などと思ってしまうのでありました。別にロケ地巡りするのは時かけファンだけじゃないですけれど、『スイーツメモリーズ』のことがありますので。

# 後から星里氏のページを見つけたのでリンクしました。「元アニメの撮影マン」なんだそうです。
# なるほどそれで…

この話の冒頭で、巡礼に来ていた主人公は、その後宇宙人の起こした爆発に巻き込まれて死にかけるのですが、この辺りは『ウルトラマン』の第一話が元ネタでしょうか。

# 追記。「光速エスパー」なるTVシリーズが存在したとの指摘あり。冒頭はどうなんだろう、同じなのかな…

まだ第一話なのでなんとも言えない部分が大きいんですが、星里もちるという人は女の子との関係をほんわかとしたコメディタッチで描くのは相変わらず上手い人です。ただ、長編SFでやってくつもりなら、SF的小道具はもう少しきっちり描きこんだほうがいいかも知れないですね。 そういうところが弱いと、SFの要素はオマケで本題じゃないんだと取られますので。時かけも時の回廊は格好良かったですし、SFではこういうところは視覚的な見せ場の一つでもあるので大切にした方が。って誰に向かって言っているのやら

それと女性の同僚に対する上司の小言に主人公が割り込むシーン、あれだと、上司に楯突いたとか女性をかばったとかということにはなりそうもないと思いますがどうでしょう。

マンガ大賞2008

マンガ好き有志による「マンガ大賞2008」が発表。第1回大賞は「岳」

『よつばと!』は惜しくも2位でした。

『岳』も読み切りマンガとしてはかなりよく出来ていると思いますが、小さくまとまっている感じもあります。ただ、私は雑誌の連載の方で読んでいるだけなのでそういう印象になるのかも知れず、単行本で一気読みするとまた感じが違うのかも。

『よつばと!』に合う人合わない人

『よつばと!』が全然おもしろくないんだが・・ (JavaScriptがOnの場合やや18禁気味の画像などが表示されます)

どうやら『よつばと!』は人によって好みが分かれるらしいですね。
私はもちろん大分ハマっているクチですが、その私の感じ方に基づいて言えば、この作品は、周りの大人、特に養父の「とーちゃん」の立場で、かわいいよつばからの愛情を楽しむものなので、読者としては、子どもが好きでなければ面白くないし、「とーちゃん」の立場が想像できないくらい若くてもやはり面白くないでしょう。
まあ、人は歳を取るにしたがって子どもが可愛く思えてくるものですから、結局ある意味では大人向けということなのだろうと思います。

この人は第1巻を読んだようですが、そこでいうと、第2話の前半や第5話あたりが試金石で、これらが面白い(よつばがかわいい)と思えないようなら、多分合わないのだろうと思います。私の場合、第5話の最後、「じゃあよつばのわけてくれ」「あ。あー」のコマなんか特にいいなあと思うのですが。
合う人が読めば、子どもが欲しくなるマンガです。でも、既に子どもがいる人が読んだらどう思うんでしょうね。自分の子どもで既に満ち足りているからあんまり面白いと思わないのか。あるいは、本当の子どもはこんなに可愛くないなんて思うのかも知れません。

よつばと!

いまさらながらよつばと!にハマってます。

好きなエピソード10

  1. 第4巻 第25話 よつばとせいしゅん & 第26話 よつばとしんぶん
  2. 第6巻 第39話 よつばとぎゅうにゅう & 第40話 よつばとはいたつ
  3. 第2巻 第10話 よつばとケーキ
  4. 第3巻 第15話 よつばとおみやげ & 第16話 よつばとあさぎ
  5. 第7巻 第44話 よつばとねつ
  6. 第4巻 第23話 よつばと釣り
  7. 第2巻 第9話 よつばと復讐
  8. 第1巻 第3話 よつばと地球温暖化
  9. 第1巻 第5話 よつばとかいもの
  10. 第5巻 第32話 よつばとあめ

読んでない方は是非こちらからどうぞ。よつばと!(Amazonアフィリエイト) 試読はこちら

ところで「年鑑代表シナリオ集」はどうなったんでしょうねえ…

東京都歌舞伎町プチッコホーム

時かけなどとはまったく関係ありませんが…

今週の「ビックコミックオリジナル」35-4(2008年2月5日号)の『東京都新宿区歌舞伎町プチッコホーム』第24話のプロットは、黒澤明の『生きる』にかなり似ているのではないかと…

まあどんなアイデアにも元ネタというものはあるものですがね。