時かけ問答集で少し触れたシド・フィールドの『Screenplay: The Foundations of Screenwriting』、長いこと邦訳書が絶版で、渋々ながら私は原書で読んだのですが、先月ついに新しく別の社から邦訳書が出たようです。
昔の邦訳書は第1版がベースだったようですが、原書は既に第2版(改訂版)が出ていて、時期的に見て今度の邦訳書も第2版がベースなんじゃないでしょうか(未確認)。
追記: 昔の邦訳書は著者は同じながら別の本の邦訳だったようです。
中身はアリストテレスに始まる欧米系作劇術の系譜に属する内容で、物語は3部構成、性格は行動で表わせ、良いアクションシーンを作るコツは人物を走らせること、などなど、日本のシナリオ教科書とはひと味違う内容です。この本を読めばたちまちシナリオが書けるようになる…というわけではないと思いますが、有名な本でもあり、シナリオにご興味がおありの方には一読の価値はあります。
ただ、著者はプロデューサー(兼大学教員)であって、生粋のシナリオライターではないようです。
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