かの名作『孤独のグルメ』の原作者久住昌之さんのエッセイ集『野武士のグルメ』が発売になっていますが、これが大変いい本です。『孤独のグルメ』の巻末に収録されていた「釜石の石割桜 あとがきにかえて」のような身近な料理屋にまつわる短編エッセイを集めたもので、あの久住節が相変わらず冴えてます。「釜石の石割桜」が好きだった人ならきっと楽しめることでしょう。
その「釜石の石割桜」自体も一応この本の巻頭に収録されています。『孤独のグルメ 【新装版】』ではどうしたことか削除されていたので、これは最近の読者の方々にはよかったと思います。ただ、実は今回収録されたバージョンでは内容が大幅に改訂されているのです。個人的には元のバージョンの方がよかったかなと思わないでもないのですが…
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[tmkm-amazon]459405644X[/tmkm-amazon]この新装版には「釜石の石割桜」の収録はなし。その代わり1話分の新作書き下ろし収録。
[tmkm-amazon]459402856X[/tmkm-amazon]未確認ながらこの文庫版の方には「釜石の石割桜」収録との由。新作の収録なし。