ついに完成披露試写も終わり、5/7から公開だそうです。
この制作ブログ、開始時から追っかけてたんですが、当然のことながら内容についての言及はなく、読んでる側としてはどうも盛り上がらないというか、やはりこの手のものは、公開後その作品を気に入った人が遡って見られるところに意義があるのだなという認識を新たにした次第です。
そんなわけで内容については正直未知数ですが、少なくとも新海監督の演出技術については、いままで初歩的な問題もまま見られたとはいえ、明らかに作品ごとに改善しているのがみられるので、今回は結構いけるのではないかと想像しております。
一方、新海監督の脚本は、これまでの作品では、いったん地の文を持った小説として書き下してから脚本化するという手法から、誰の視点で語るかがぶれにくくその意味でしっかりしたプロットを持っていましたが(出来事そのものを記述した「ハコ」から直接脚本にするとどうしても視点という観点が軽視されがち)、その一方で、中身が心理描写に偏るので、行動よりナレーションが優位に立つ傾向もみられました。今回の作品ではどうなっているでしょうか。
美術面は定評がありますので当然心配ないものと思います。