『SUPER8/スーパーエイト』

 WOWOWにて鑑賞。

  • 2011年公開のティーンズ向け夏休み映画。人物配置はどことなく『グーニーズ』(1985)を思い起こさせる。
  • とにかくシナリオがとんでもなく素人くさい。素人のシナリオをハリウッドの一流のスタッフとキャストで映画化したらこうなったという感じの作品。
  • 設定を言葉だけで説明してきちんと描写していない。人物の動機付けがぞんざいである。人物の目標に共感できない。展開に意外性がない。物語の先行きに興味が持てない。結末にカタルシスがない。ないないづくしである。一方で開始20分でプロットポイントとか3幕構成とかといったどうでもいい原則だけはきっちり守っている。ティーンズ向けだからといってこんなのは許されない。
  • エンドロールの8ミリ映画だけはまあまあ。派手な画面づくりなんて面白さにあんまり関係ないということを図らずも本編ともども対比により証明した映画になった。

30点/100点満点

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