WOWOWにて鑑賞。
- その名の通り、アメリカのジゴロの話。リチャード・ギアの代表作の一つ。
- 筋の内容をざっくりいうと、客の一人だった女性が殺され、主人公が濡れ衣を着せられそうになるという話である。最終的には、別の客の一人に助けてもらい、主人公が彼女に感激するという終わり方になっている。ジゴロの話に殺人の話を絡めてサスペンス仕立てにするというやり方は少々無理やりな感があるのと、主人公にとって彼女が大切な人になったというだけで、観客から見て彼女が立派にはあまり見えず、例によって印象の薄いメロドラマ的な話に見えるのとで、概して筋そのものの出来は大したことがないと言える。
- しかし脇役も含めて役者がいいし、シナリオもダイアローグがいい。筋は大したことがなくても、ダイアローグの出来がいいと、映画はそれだけで見ごたえがあるものになる。
65点/100点満点