Ubuntu 16.04で/etc/default/bind9に設定したOPTIONSが有効にならない

 bindをIPv4オンリーで動かしたいときは/etc/default/bind9に
OPTIONS="-u bind -4"
なんて書いたりするのが常道で、これをしないと延々syslogに
network unreachable resolving 'k.gtld-servers.net/AAAA/IN': 2001:503:231d::2:30#53
とかといった類の警告が出続ける。ところがsystemd化された後のUbuntuだとこの設定が効いてくれない。
 治し方だが、
# systemctl edit bind9
で開いたエディタで以下のように書いて保存。
[Service]
EnvironmentFile=-/etc/default/bind9
ExecStart=
ExecStart=/usr/sbin/named -f $OPTIONS

 EnvironmentFile=のあとのマイナスは間違いではなく、そのあとに書いてあるファイルがなければ無視するという意味。また、ExecStart=が2回出てくるのも間違いではなく、一つ目の空のExecStart=は設定の内容をクリアするという意味
 こんなの、どこかに書いておかないと自分でもわからなくなるに違いない。systemdはどうもあまりフレンドリーじゃないね。