久しぶりの福満しげゆき新刊。
- 編集者たちがあまり焦ってなかったってのは、会社的に漫画家たちに東京から逃げ出されたら困るからかも知れませんねえ。客観的に言えば、自営業の漫画家たちはサラリーマンに比べて逃げ出しやすい立場ですよ。でも今なら地方にいても漫画くらい描けないことはないから心配するほどのことではないかな。『うち妻』もデジタル仕上げらしいからデータ入稿できますしね。
- 震災ネタもタイムリーだったけれど、本巻のベストエピソードは91話。「僕の自己嫌悪」「K澤氏との確執」「妻と僕の関係性の出たエピソード」の3拍子揃ったいかにも『うち妻』らしい回。
- 111話はいままでにないスリリングな展開でした。
- 福満氏が死んだら原発関係の殺し屋に殺されたと思っておきます。