『サウンド・オブ・サイレンス』

 WOWOWにて鑑賞。

  • 原題は『Don’t Say A Word』なのに、なんでこんな変な邦題なんだろ。サイモンとガーファンクルの同名の曲とは何の関係もない。
  • シナリオの面から言うと、前半はまあまあだったが、全体としてはB級。
  • 致命的なのは、エリザベスが強盗団の残りの仲間たちに宝石を渡したいのか渡したくないのか気持ちがはっきりしないところ。役者のほうも、強盗団と会ったシーンではどんな顔をしていいのか困ったのではなかろうか。
  • また、物語は誰かの行為を賞賛するか非難するものでなければならないのに、誰を賞賛し誰を非難したいのかはっきりしない。まあ一応強盗団の仲間たちはラストでまるで付け足しのように悪い行為をしてああいう形になったけど、本来彼らは裏切られた立場だから、もしあのまま人質を返還していたら同情の余地があった。一方、コンラッド医師はコンラッド医師で、自分の利益のために患者を連れまわして強盗団に引き渡しているわけで、どうも手放しで賞賛に値する行為に見えない。
  • マイケル・ダグラスの演技はOK。

50点/100点満点

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