WOWOWにて鑑賞。
- ひょっとして、これは『天空の城ラピュタ』(1986)の元ネタか? Wikipediaによると原作(『なぞのユニコーン号』)の日本語版出版は1983年とのことで、時期的には臭う。
- 例によってシナリオについて言うと、ファーストシーンなど部分部分で見ればよくできているところもあったが、全体の構成が今一つである。どうも宝探しがらみ臭いことはかなり初めの方で薄々わかってくるわけだが、宝探しをする自由は誰にもあるわけなので、ラッカムがそのために手をつくしているのを妨害すべきものとは思えない。個々の手荒な行為を償わせる必要はあるにしても、タンタンが宝探しの行為に割り込んでいく正当性があるかどうかは微妙である。そういうところが、物語の推進力の弱さにつながっている。まあ、ターゲット層である子供たちはそんなことをいちいち気にしてみていないだろうが。
55点/100点満点