これまで自宅で10年物サーバにて運用してきた当サイトですが、今年も初夏を迎えてついにサーバの電源が異常を来したため、さくらクラウド(石狩DC)での運用に切り替えました。まだ問題点があるかもしれませんので、お気づきの節はぜひお知らせください。
今までの回線は上りの遅いADSLでしたし(1Mbps弱)、サーバも10年分の時をまたいだことになりますので、予想していたことではありますが、最低グレードのプランでも高速に感じられ快適です。特にブログの反応は目に見えて早くなりました。ディスクもSSDですがこれは今までと同じです。
昔のレンタルサーバと違って、今の仮想サーバはサーバの再起動やコンソールでの操作もすべてブラウザでできて便利です。申し込んで即日使えますし。さくらのクラウドは昨年大規模障害続きで話題になっていましたが、今は特に問題なく使えるようです。
現時点で気付いたさくらクラウドの問題点は次の通りです。
- マニュアルが大変貧弱。ただ画面と画面項目を並べただけ。独自用語を定義せずに断りなく使っている。
- 東京からだと国内のわりにホップ数が多め。そのことと、物理的に北海道にあることが関係しているのかも知れないが、pingしたときのRTTが普通の国内サイトの倍くらい(30~40ms)かかる。
- 仮想NICを停止して再開すると、IPアドレスが変わってしまう。普段はしない操作だが、構成変更が必要になったときは問題になるかも。
- セカンダリネームサーバのサービスを依頼すると月1050円もかかる。なぜこんなに高い?
- IPv6未対応。今すぐ必要というわけじゃないけど、IPv4アドレスが既に枯渇してるのに、ちょっと意識低いかな。
追記: 4つ目の問題が致命傷で解約することにしました。次はどれにするかな……