WOWOWにて鑑賞。
- この作品のテーゼは単純明快、「CIAは悪い奴だ」。イラク絡みで(現実の)CIAの秘密収容所で拷問がされたりしてたあたりから来たイメージだろう。
- 悪役の側の動機に説得力がなく、ほとんどすべてが悪い性格のせいにされるところはいかにも典型的な娯楽ヒーローものだが、娯楽作らしく葛藤がきっちり作れてるので、なんかアホらしいと思いつつも楽しめる。
- アバンタイトル(最初のエピソード)で、各キャラクターの性格をざっと描写していたのは、TVシリーズを見たことがない人にも楽しめるようにしようという配慮からだろうし、それは必要なことでもあろうけれども、ちょっと駆け足過ぎて中途半端だった感もある。
- 俳優がTV版と変わってるのは役者の年齢的に仕方ないとしても(主役なんかもう亡くなってるし)、吹き替えの声優はそのままにして欲しかったなあ。でも羽佐間さんももう77歳なんだね。
- バラカス軍曹が非暴力主義になる下りはあんまり意味がなかった。そういうことにするなら最後まで非暴力で物事を解決するのでないと。都合よく主義を放棄したのでは性格の一貫則に反するし、カセにならない。
70点/100点満点