マンガ」カテゴリーアーカイブ

マンガ短評(よつばと!10巻)

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  • 63話、そういえば昔カーテンに丸まるのよくやってたなあ。忘れてた。
  • 64話、キャシィよつば先生登場。ヤンダ(と65話のジャンボ)の突っ込みも絶品。
  • 66話、風香登場するも久しぶりだったからか何かキャラの位置づけが微妙にチガウような。あとスカートこんなに短かったっけ?
  • 67話、確かにヤマダ電機なんだけど、ラストの駐車場はイオンモールあたりっぽい。
  • 69話、まさかここにきてダンボーネタが復活するとは。ちよ父化してるのが笑える。ダンボーネタのときは恵那のキャラが立っているように感じられる。
  • キャラ立ちという言葉の定義は大変曖昧だけれども、その人にしかできないことがあるという意味なのかも。
  • 全体に関して。よつばのいじり役としてヤンダが定着してきたので、キャラの被るあさぎはジャンボとの絡みに使おうという計画なのだろうか。

孤独のグルメ「東京都品川区東大井の冷やし中華とラーメン」

SPA!10月5日(第59巻第41)号掲載

  • 『孤独の中華そば 江ぐち』の影響を感じる内容。
  • 前回に比べると風刺・批判の精神がやや復活はしてきたものの、まだまだ足りてない。五郎(というより久住氏がだろうけれど)丸くなりすぎ。

    Q「マンガというものの本質を、ズバリひと言でいうと、なんでしょう」
    A「風刺ですよ」

    手塚治虫著『マンガの描き方』p.243より

  • そもそも昔の孤独のグルメは、どちらかというと食堂に集う人(客・店員・経営者含めて)を五郎が風刺・批評する話だったが(これは『江ぐち』も同様)、前回・今回の話はそうなってない。

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福満しげゆき

 『うち妻』3巻買いました。

 最近思うには……
 福満しげゆき氏はマンガではあんな風に描かれてますけど、実はかなりウケを意識して大胆に脚色してるのでは。そういう意味では西原理恵子女史あたりと雰囲気が似てます。
 油断しないようにしなければ。

 編集さんの同情の話はアレ、アリストテレスですよねえ。

マンガ短評

 実はマンガ雑誌というものをまったく買わなくなってしまったので、なんだか久し振り。

福満しげゆき作『うちの妻ってどうでしょう?』第82話(Webアクション掲載分)

  • さっそくWikipediaで「」を検索してみたが、「昔からうまいとされており」などという記述はどこにもなかった。よほど書き加えておこうかと思ったがやめた。

短評:『バクマン。』6巻

入院しても仕事をすることを正しいものとして描写。編集部の都合優先の内容で、とにかく酷いの一言。
サイコー本人に描くと言わせた上で編集部員たちはその意思を尊重するというお為ごかしの構成と、編集長を反対派に配することとで、編集部への批判をかわそうとしている計算も大変厭らしい。
もう続き買うの止めた。何がアニメ化だ。

孤独のグルメ

 先日発売の「週刊SPA!」3/9号に『孤独のグルメ』の新作「東京都新宿区信濃町のペルー料理」が載ってましたが、なんとも残念な出来でした。
 前回のもそうでしたが、これじゃあ安っぽいTVのグルメ番組のレポーターを井の頭五郎に置き換えただけじゃないですか。
 『孤独のグルメ』の良さは、どの読者も一度は行ったことのありそうな冴えない店で井の頭五郎が食する、これまたどの読者も食べたことのありそうな常食的B級グルメという、それ自体は代わり映えのしない「ありふれた食事環境」に、何か微妙に風変わりなものが混入していることによる不思議さみたいなところにあるのではないでしょうか。最近の「新・孤独のグルメ」にはそういう視点がまったく見られません。

(追記)そういえば、元の『孤独のグルメ』には一人で入る店選びというテーマもありましたが、「新・孤独のグルメ」ではそこも弱いですね。

マンガ短評(よつばと!9巻)

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  • 8巻出版後に加筆され新装版が発売された『あずまんが大王』シリーズの影響が見られる巻。
    • 概してギャグマンガの色が濃くなっている。
    • 風香の性格があずまんが大王の「とも」に近くなっている。
    • ベリーゲラは『あずまんが大王 新装版』3巻の口絵に出てきていた。
  • 8巻でははっきりしなかったが、やはりジャンボ-あさぎの軸がヤンダという新要素を伴って復活しつつあるのではないか。
  • 学期が始まって以降も意外に風香の存在感は維持されているものの、よつばの外出に付き合えないのは7巻以降の傾向通り。
  • みうらがハワイなので久し振りに恵那が前面に出てきてそれを補っている。が、やっぱりキャラが弱い。
  • また、これは以前からなのだが、ある程度大人のあさぎや風香がよつばをみてニコニコするのはいいけれど、小学生の恵那がよつばをみてニコニコするのは変。みうらのような態度が正解。子どもの可愛らしさは子ども同士では通じないのである。
  • 56話は『空気人形』と『うち妻』あたりを彷彿とさせた。
  • 57話のアウトレットモールみたいなのは三井アウトレットパークかな?

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イマジナリライン

 『あずまんが大王1年生』を読んで思ったこと。
 BSマンガ夜話でいしかわじゅん氏は「マンガにはイマジナリラインのルールはない」と言われてましたが、会話中に突然人物の左右が入れ替わるとやっぱり読みづらいですわ(例えば、p.24「車でGo!」参照)。

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マンガ短評

ビッグコミックスペリオール2009年5月8日号

『スプライト』(石川優吾作)

 第一回。これだけだとまだ方向性もわからず何とも言えないが、引きこもり版漂流教室? とすると『漂流ネットカフェ』と被ってるような…
 2002年に同氏による同名の短期連載があったらしいが、知らない。

漫画アクション2009年5月5日号

『寿と歳』(冨原康弘作)

 この人は新人ながら話が上手い。惜しむらくはもう少し絵がよければ。

『うちの妻ってどうでしょう?』(福満しげゆき作)

 相変わらずアクションの連載の中では突出した面白さ。