『うさぎドロップ』の第4巻(例によってAmazonアソシエイト)が出ているのをたまたまヴィレッジ・ヴァンガードで見掛け、早速購入しました。
しかし何ですな、取材なのか実体験なのかわかりませんが、現実に即して描かれている物語はやっぱりスゴいですね。
『うさぎドロップ』の第4巻(例によってAmazonアソシエイト)が出ているのをたまたまヴィレッジ・ヴァンガードで見掛け、早速購入しました。
しかし何ですな、取材なのか実体験なのかわかりませんが、現実に即して描かれている物語はやっぱりスゴいですね。
この時点では、あさぎ-ジャンボの関係が物語を動かす軸の一つとなることを意図していたものと思われる。
品が良すぎてキャラ立ちの悪い恵那に代わってみうら登場。みうら-ジャンボの軸が発生。
綾瀬父登場。こちらも存在感は薄い。
虎子登場。あさぎがよつばをからかって遊ぶときのフォロー役。
あさぎ-虎子コンビが成功したためか、あさぎ-ジャンボの軸は消滅し、みうら-ジャンボの軸が前面に出る。
天敵ヤンダ登場。
母親代わりとして(といっても本人はそこまではっきりとした考えは持っていないだろうが)よつばの遠出には大体同行する傾向があった風香だが、夏休みが終わったため牧場には行かず。代わりにヤンダが。女っ気のないエピソードは今後の試金石か。
しまうー登場だが今のところ位置づけ不明。風香が母親代わりといっても、よつばの身の回りの世話はとーちゃんがするので、遠出もできなくなった風香についてはそろそろネタ切れ、あさぎに対する虎子同様に今後はしまうーと絡ませるつもりかも知れない。また、糸電話のシーンはとーちゃんとの関係に何か変化を起こす意図を示唆するものか。
いずれにせよ、読者の人気も高い風香の扱いがどうなるかが今後の焦点。
最近ネタもないのでマンガの寸評でも…
第一話はだいたいこちらで読めます。他の出版社もコレやってくれないですかね。
TVでやってたので久しぶりに見てしまいました。
カリオストロは、ルパンが常に他の登場人物の上を行く(あまりピンチに陥らない)というルパン三世のストーリーの基本線を少し外しているところがあって、昔からあまり好きではありませんでした。今回見直してみて、よくできてはいるけれども、やっぱりこれは私の知っているルパン三世じゃなくて、あくまで宮崎駿独自の世界観で作った物語にルパンの方を当てはめた作品だなという感じがしました。ところどころラピュタに似ているように感じられる面があるのもいかにもです。もっとも、私の知っているルパン三世というのは赤いジャケットのルパンなのですが、Wikipediaの記事によると、緑のジャケットを着ていた頃のルパンのTVシリーズ後半は宮崎駿が演出していて、カリオストロのルパンもそれに沿ったものなのだそうで、どっちのルパンが本来なのかについては議論の余地があるようです。
それと、アニメとしては映画的といっていいカリオストロの演出ですが、それでも今日的な目で見ると、宮崎駿の作品って昔はかなりアニメアニメしてたんだなと感じられました。からくり仕掛け満載の城という設定からしてそうなんですが、まあこれはルパン三世だからと無理矢理納得するにしても、セリフなんかも相当クサい。最後の銭形警部の有名な決めゼリフも今だったら厳しいのでは。まあこれは演出というか脚本のほうですかね…
今週の「ビックコミックオリジナル」2008.5.20号掲載の『弁護士のくず』64話で、九頭が反対尋問で誘導尋問したのに対し検察官が異議を述べていますけれども、誘導尋問が禁止なのは主尋問であって反対尋問では許されているはずでは。
コレ、安易なTVドラマなどではよく見られる間違いと言われてる点なんですが、この作品は弁護士が監修しているはずなんですよね…
確かに最近の流れからすると、コンテンツの違法コピーとそれに押された無料化の流れはもう止められないのではないかという気はします。
そうするとどうなるか。
音楽についていうと、多分アイドルのように確実にCDやグッズを買ってくれるファンの付く業態が主流になってくるのではないかと見ています。楽曲の良さは、まったく重要性を失うとまではいかないまでも、二義的なものになり、相対的に軽視されるようになるでしょう。要するに、音楽業界は、80年代のアイドル歌謡の時代と大差ない状況に逆戻りするのを余儀なくされるのではないでしょうか。Perfumeなどは、その先駆けなのかも知れません。
アニメや映画などもおそらく似たようなもので、キャラクターの魅力に訴えるものが中心になるものと思われます。実写映画でいえばアイドル映画とか、アニメならいわゆる萌え系など。そういったものが中心になる。元々そういう傾向はありますが、それがさらに強化されるでしょう。ここでも内容は二の次ということになります。
とにかく、客の側がコンテンツ自体に金を出さない以上、コンテンツ自体の質は下がります。
個人的にはそれは残念なことだと思います。ではどうすればいいか。
例えば、ネットの世界にも著作権の補償金制度を導入するということが考えられます。YouTubeなどの「指定設備」及びWinnyなどの「指定プロトコル」に係るトラフィックに対して従量で補償金が掛かるというようにする。ISPが加入者ごとにトラフィックの状況を計測して、加入者から月々のISP利用料と同時に徴収することにするのがいいでしょう。これなら海外のサイトにアップロードされるような場合にも網をかぶせられます。課金システムの構築はやや面倒ですが、補償金の10%程度は手数料としてISPに配分することにすれば、従量制を導入したくてたまらないISPは実質的にそれと同等の効果を持つこの案に喜んで賛成するはずです。収入増だけでなくトラフィックを抑える効果もありますしね。YouTubeなどの側にしても、直接の出費はなくて済むので、受け入れやすい案ではないでしょうか。それに、アマチュア作品にもいくらかの金が回ってくることにもなります。
指定設備の決め方については、基本的に指定設備でないサイトでの著作権侵害については、プロバイダ責任法が適用されないが、指定設備については適用されるということにしておいて、運営者の側から申請して指定設備となることが可能という制度にしておけばいいでしょう。指定設備でない場合、著作権侵害に関する過失の立証責任をサイト運営者側に転換するのもいいかも知れません。また、ファイルアップロードができるなど一定の要件を満たすサイトの場合には、権利侵害を証明すれば著作権者から指定の申し立てもできることとします。
今このブログで使っているのはWordPress 2.5.1ですが、一覧形式で表示中に下部に「より新しい投稿」と表示されるリンクをクリックすると、実際にはより古い投稿が表示されます。変ですね。
WordPressを2.5にアップデートしました。
閲覧画面はほとんど変わりありませんが、管理・投稿用画面は大分変わりました。
形式段落の頭にある空白が消えてしまうバグが解消されているかと少し期待したのですが、直っていないようですね。
今週の『ビックコミックスペリオール』で、以前紹介した『スイーツメモリーズ』の作者星里もちる氏の新連載『光速シスター』が始まりましたが、主人公が聖地巡礼マニアという設定になってます(アニメじゃなくてドラマのですが)。うーむ、これは作者が時かけのコミュニティにかなり近いところにいることの証では…などと思ってしまうのでありました。別にロケ地巡りするのは時かけファンだけじゃないですけれど、『スイーツメモリーズ』のことがありますので。
# 後から星里氏のページを見つけたのでリンクしました。「元アニメの撮影マン」なんだそうです。
# なるほどそれで…
この話の冒頭で、巡礼に来ていた主人公は、その後宇宙人の起こした爆発に巻き込まれて死にかけるのですが、この辺りは『ウルトラマン』の第一話が元ネタでしょうか。
# 追記。「光速エスパー」なるTVシリーズが存在したとの指摘あり。冒頭はどうなんだろう、同じなのかな…
まだ第一話なのでなんとも言えない部分が大きいんですが、星里もちるという人は女の子との関係をほんわかとしたコメディタッチで描くのは相変わらず上手い人です。ただ、長編SFでやってくつもりなら、SF的小道具はもう少しきっちり描きこんだほうがいいかも知れないですね。 そういうところが弱いと、SFの要素はオマケで本題じゃないんだと取られますので。時かけも時の回廊は格好良かったですし、SFではこういうところは視覚的な見せ場の一つでもあるので大切にした方が。って誰に向かって言っているのやら
それと女性の同僚に対する上司の小言に主人公が割り込むシーン、あれだと、上司に楯突いたとか女性をかばったとかということにはなりそうもないと思いますがどうでしょう。
○桜の舞い散る雨上がりの通学路(午後)
ランドセルを背負った遠野貴樹(11)と篠原明里(11)が、桜の木を見上げている。明里の手には閉じた傘。
明里「ねえ、秒速5センチなんだって。」
貴樹「えっ、何?」
明里「桜の花の落ちるスピード。秒速5センチメートル。」
貴樹「ふうん…アカリ、そういうことよく知ってるよね。」
明里「ふふん」
と、少し得意げに笑う。
二人は並んで歩き出す。
明里「(落ちてきた花びらを手に取って)ねえ、なんだかまるで雪みたいじゃない?」
貴樹「そうかなー」
明里、駆け出す。
貴樹「あっ…ねえ、待ってよ!」
○小田急線の踏切
踏切にも次々に桜の花びらが落ちてきている。警報機が鳴り始めたところへ明里が駆けてきて、閉まりかけの遮断機の下を向こう側へと通り抜けていく。遅れて駆けてきた貴樹は遮断機に遮られる。
貴樹「アカリ!」
明里、向こう側で立ち止まり、貴樹の方を振り向く。手にしていた傘を差し、くるりと回って見せて
明里「タカキくん、来年も一緒に桜、見れるといいね!」
と微笑みかけるが、そこへ電車がやってきて、明里の姿は見えなくなる。
○タイトル「桜花抄」
以上、『秒速5センチメートル』のファーストシーンでした。
というわけで、今まさに『秒速5センチメートル』の季節ですね。
# ちなみにmixiによると、ラストシーンは2008年の春なのだそうです。